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たった一人で勝つ方法 稼げるフリーランスの仕事術: 時間術編
【菊原智明 e-bookシリーズ】第3弾
「たった一人で勝つ方法 稼げるフリーランスの仕事術 ~時間術編~」
<目次>
●時間術編●
はじめに ~時間を制する者がフリーランスを制する~
第0章 時間の使い方の基本
◇1日を5つの時間帯に分ける
・フリーランスに「時間術」は必須
・時間が足りなくなるのはなぜ?
・仕事には適した「時間帯」がある
・1日を「5つの時間帯」に分ける
第1章 プラチナ時間の使い方
◇早く起きる習慣をつけるコツ
・二度寝した時間は睡眠時間に加算されない
・1・5時間単位の睡眠時間設定をするコツ
・朝起きたらやることを決めておく
◇朝やる気が出ないときの対処法
・スタートの5分が大切
・朝一番に言い訳をしてしまう
・マイナスをプラスに変換する方法
・朝はニュースを見ないようにする
◇「プラチナ時間」にやるべき仕事
・頭を使う仕事はすべて「プラチナ時間」にやる
・無理なお願いは「プラチナ時間」が最も通りやすい
・朝の時間帯の無駄遣いになる行為
第2章 ゴールド時間の使い方
◇「ゴールド時間」を最大限に活かすコツ
・「ゴールド時間」で仕事の8割を終わらせる
・即実行で時間短縮をする癖をつける
・仕事の細部に最初から時間をかけるのをやめる
◇極限まで仕事を効率化する方法
・一度で完成させるよりも三度の繰り返しで仕上げる
・他人に自分の時間を奪わせない
・他人の時間を奪わない
◇切り捨てるべき仕事の判断基準
・仕事の準備の時間は切り捨てる
・単純作業は切り捨てる
第3章 ランチタイム
◇「ランチタイム」の間違った使い方
・ランチタイムを大切にしていない
・毎日同じ行動をとっている
◇「ランチタイム」バージョンアップ法
・ランチタイムを人とのコミュニケーションの時間に使う
・先に「与える人」になれる大チャンス
・ランチタイムをコミュニケーションの時間にする上での注意点
第4章 シルバー時間の使い方
◇「シルバー時間」に向いている仕事
・頭を使う仕事は「ゴールド時間」、体を使う仕事は「シルバー時間」
・「時間や手間がかかる作業」はシルバー時間に
・「単純作業」はシルバー時間に
◇夢実現に毎日近づく時間術
・嫌な仕事を手っ取り早く片付ける方法
・仕事はまとめてやる習慣をつける
・今まで顔を出さなかったところに顔を出す
◇集中力をコントロールするためのコツ
・1分間の休憩で集中力を劇的に回復させる
・打合せは終わり時間を先に決めておく
・時短ツールに時間を奪われないように注意する
第5章 ブロンズ時間の使い方
◇「ブロンズ時間」にやってはいけないこと
・徹夜で仕事をしてもいいことはない
・「夜しかやる時間がない」という思い込み
・空いた時間で仕事をしない
◇時間短縮という思い込みから抜け出す方法
・片付けはまとめてやるほうが効率が悪い
・ファイルやアプリをデスクトップ上に置くのは効率が悪い
・「ながら作業」は時間短縮にはならない
◇仕事で結果を出す人の時間の使い方
・悪影響を及ぼす時間を思い切って断捨離する
・タイムレコーディングで空白の時間を見つける
・仕事をやりすぎない
おわりに
<はじめにより>
~時間を制する者がフリーランスを制する~
この本は『たった一人で勝つ方法 稼げるフリーランスの仕事術 ~仕事術・メンタル編~』『たった一人で勝つ方法 稼げるフリーランスの仕事術 ~人間関係編~』の続編で、時間術について語ったものです。
フリーランスにとって「仕事術」や「メンタル」、「人間関係」も大切ですが、「時間術」については勝るとも劣らないほど重要です。
「仕事において時間の使い方が重要」という話を聞いて、誰も否定はしないでしょう。
しかし、重要とわかっていても「時間術について、何か具体的にやっていますか?」と聞かれると、自信をもって答えにくくなるもの。
フリーランスは会社員と比べ、圧倒的に自由な時間が多いですし、これが、フリーランスの最大の強みでもあり、メリットでもあると言えます。
一方で、フリーランスにとっての自由な時間は諸刃の剣でもあり、自分にダメージを与えてしまう恐れもあるのです。
使用上の注意をしっかり理解したほうがいいでしょう。
会社組織にいたときは、行動を制限されて好きなことができなかった、上司がノーと言えば企画が通らなかった、これは無駄な仕事だと思いながら残業していた、などといったことがあったかもしれません。
私自身も、11年間のサラリーマン生活の中で、うんざりするほど味わってきたことです。
フリーランスになると、そういったしがらみからは解放されます。
全部とは言いませんが、自分の好きなように仕事をすることができます。
時間を自由に使いながら思い通りの働き方ができる、となれば仕事が楽しくて最高の毎日になるはずです。
ところが現実的には、そのようなことにならないケースは非常に多いのです。
なぜなら、1つの同じ落とし穴に、みんなはまってしまうからです。
基本的にフリーランスにはタイムカードも出勤時間もありません。
昼過ぎから仕事を始めようが、夕方から仕事を始めようが、誰に何を言われることもありません。
働く時間は自分で自由に決めればいいからです。
これはフリーランスのメリットでもありますが、時間的な拘束がないことで「昨日は結構頑張ったし、今日は眠いからゆっくりやればいいや」などと、自分に都合のいいように作話してしまうこともあります。
人は安きに流れるものです。
自分に厳しい性格だったり、しっかりと自己管理ができるタイプの方はそうならないかもしれませんが、時間にルーズになってしまいやすい環境ということが言えるのです。
依頼された仕事がいつも期限ギリギリ、「ちょっとバタバタしておりまして・・」と言い訳をして期限を延ばしてもらうことが頻繁に起こるようになれば、あっという間に信頼を失ってしまいます。
そうなれば、そう遠くないうちに仕事の依頼はなくなり、食べていけなくなってしまうことは目に見えています。
せっかくフリーランスの道を選んで、好きなように仕事ができるのに、これではもったいないと思いませんか?
「時間術」は、生まれもった才能ではなく、後から学ぶノウハウで身につけることができるものなのです。
私自身も、30歳を過ぎてから時間術について学ぶようになりました。そして、この学びから得られたリターンは、計り知れないものだったのです。
夜型人間からモデルチェンジできて、本当に良かったと心から思っています。
ここで、私が学び、そして実行してきた時間術によるアウトプットを紹介させてください。
・ビジネス書を60冊以上出版
・大学講師として学生に営業の授業をしている
・一流企業への講演、コンサルティング
・「社団法人営業人材教育協会」の理事
・雑誌やWEB媒体での連載
多くのお仕事をいただいており、本当にありがたいことだと思っています。
しかも、これらの仕事の大部分をやるために、1日のうちのわずかな時間しか使っていません。
残りの時間は、すべて自分の自由に使える時間になります。
こんなことができるのも、時間術をマスターしたからなのです。
決して私の能力が高いわけではありません。
その時間術の秘訣について、この本で紹介させていただきたいと思うのです。
もう一度言いますが、これは特別なことでもなく、難しいことでもありません。
「知っているか知らないか」の差でしかありません。
時間を制する者が、フリーランスとして生き残っていくと、私は思っています。
これからの時代、時間術をマスターせずに活躍することは、不可能です。
ぜひ本書のノウハウを知っていただき、1つでも実践してほしいと思います。
時間術が1つ1つ身についた頃、あなたはいつの間にか、「稼げるフリーランス」の仲間入りをしているはずです。