たった一人で勝つ方法　稼げるフリーランスの仕事術： 人間関係編

【菊原智明 e-bookシリーズ】第２弾

「たった一人で勝つ方法 稼げるフリーランスの仕事術 ～人間関係編～」

＜目次＞

●人間関係編●
１．仕事の売り込みをかけるべき相手を見極める方法
２．身だしなみとマナーを利用した仕事獲得術
３．仕事が取れる雑談と仕事を逃す雑談の違い
４．新規仕事獲得のための仕事相手との距離の取り方
５．即効性のあるファンの作り方
６．質問力を磨いてファンを増やす方法
７．天才にも逆転勝ちできる好感度の上げ方
８．目上の人から可愛がられる最強の方法
９．やってしまいがちな損をする感謝の伝え方
10．人間関係を劇的に変化させる雰囲気づくりのコツ
11．初めて仕事をする相手の警戒心を解く方法
12．スキルを身につける際に注意すべき2つのこと
13．結果に大差がつく小さな習慣の積み重ね方
14．予定外の仕事の遅延や中断が起こらないようにする方法
15．アンチの存在を最大限に活かす方法

＜はじめにより＞

～フリーランスとして成功するかどうかは人間関係で決まる～

この本は『たった一人で勝つ方法 稼げるフリーランスの仕事術 ～仕事術・メンタル編～』の続編であり、人間関係に特化して語ったものである。

フリーランスにとって「仕事術」「メンタル」も大切だが「人間関係」については勝るとも劣らないほど重要だ。

「仕事において人間関係が重要」という話を聞いて誰も否定はしないだろう。
もしかしたら、仕事以上に大切なことかもしれない。仕事だけでなくプライベートにおいても、人間関係は重要なことだ。

しかし、重要とわかっていても「フリーランスとして活躍するために具体的に何をすればいいのか」と聞かれると、なかなか答えるのが難しい。
人間関係において計算式のような正確な回答はないからだ。

不思議なことに、ちょっと傲慢にふるまってもうまくいく人もいるし、常に下手に出ているのにうまくいかない人もいる。
これは、うまくいく人は要所を抑えており、うまくいかない人は肝心な部分をスキップしてしまっているということなのだ。

人間関係のスキルにおいて、１００％うまくいくといった正解はないが、うまくいくコツは存在している。
そのコツはぜひ知っておくべきである。

ここまで話を聞いてきて「人間関係のしがらみが嫌だからフリーランスになるのに・・」と思った方もいるだろう。
確かにフリーランスというと会社員と比べ、自由なイメージが強い。
私も会社員時代は上司に行動を制限され、好きなことができなかった。
上司が「右」と言えば右に行くしかないし、ときには「こんな無駄な仕事をやらなくてはならないのか」と思いながら、やりたくない仕事をしたこともあった。
私自身も11年間のサラリーマン時代の中でうんざりするほど味わってきた。

フリーランスになればそういったしがらみからは解放される。
嫌な人との仕事は断ってもいい。自分と気の合う人とだけ仕事をやればいい、となれば仕事はうまくいくはずだ。

しかし、これはフリーランスのメリットの部分である。
上司から強制されることはなくなる半面、今度は自分がすべて責任を取ることになる。
早い話、仕事の依頼が取れないのは自分のせいなのだ。

事実、好きな人とだけ仕事をして稼げる人はそう多くはない。

「この人とは気が合わないから」と依頼を断っていたら、そう遠くないうちに依頼はなくなり、食べていけなくなるのは目に見えている。

今まで数多くのフリーランスの方を見てきた。その中には才能に恵まれている人も。
しかし、ちょっとしたマナーや受け答えで損をしている人も少なくない。

ちょっとしたコツを知っていれば防げたトラブルに巻き込まれ、悪い口コミが広がり、チャンスを失うのは非常にもったいない。
これ以上、才能を活かすことなく消えてしまう人を、私は見たくない。

繰り返すが、人間関係のスキルに関して正解はない。
しかし、簡単にできて効果が高いノウハウは存在している。
そのノウハウについて本書で紹介させていただいた。ぜひあなたにも知ってほしい。

仕事の依頼をするのはＡＩでもなく、コンピュータでもない生身の人間である。
同じような実力の人に仕事を依頼するのであれば、気持ちよく仕事ができる人に頼みたいと思うのが自然だろう。

ちょっとしたやり取り、考え方を変えるだけで人間関係は劇的に改善される。
ＡＩ化が進んでも人間関係がなくなることはない。

フリーランスとして活躍するために、人間関係のスキルをぜひマスターしてほしい。
本書のノウハウが１つ１つ身についた頃、あなたはいつの間にか稼げるフリーランスの仲間入りをしているだろう。

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